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時速100キロ


わが親愛なる松田優作、俳優デビューの前の時代は、
夜~夜明けまで飲み屋のバーテン、早朝は牛乳配達、は皿洗い、それから劇団の稽古、
夕方は極真空手の道場に通う、そのあとバーテン……という生活をずっと続けていたと聞く。

寝る時間なんて勿論ねーし、極真の練習は筆舌に尽くしがたいほど、きつい。
その上、「優作、飲みいこーぜ」って誘われたときは、とうぜん快諾、
劇団の仲間連中と夜を徹して演劇論を戦わせた。


それで、あんな凄い、カッコいい俳優になったんだ。
花は、ひらいた。
つまり「死ぬほどの苦労をする」のは、一流になる、そのための必須科目ということだ。



新カテゴリ追加だ。
「つらいのか?」というカテゴリ名は今後、変わる可能性が大いにある。
だいいち、ダサい。カテゴリ自体、いつまであるか。

この文章みたいな感じのこと、気が向いたら書く、というスタンスをとる。
あんまり書くつもりない。


最後に。
「苦労すればするほど、報われるところ少なし」
って誰かの言葉を、俺が言葉の師とあがめる寺山修司が、自らの著作で取り上げたことがある。

けれど我が師よ、アンタだって死ぬほどの苦労してきたことを、俺は知ってる。
だって、血ヘド吐いて、ぶっ倒れて、床に這いつくばる程の目をみた奴にしか、
こんな言葉、取り上げようなんて思わねーよ。


俺は、死ぬほどの苦労してるか?
マイペース、適当、なんてのはゴメンだ。
時速100キロのスピードでしゃべり、生き抜く。
その結果、のたれ死んだって、歓迎だ。

そんなこと、考えてた。

by dolmens | 2004-10-26 15:03 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)  

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