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ますむらひろし版 『銀河鉄道の夜』


これはもう、ガキの時分から何回も何回も、テレビでみてた。


今回は、文庫版のを見たんやけど、話の内容は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』とまったく同じ。
ただ、登場人物が、ますむらひろし版では、全員ネコだ。
子供心にも、「なぜにネコ…?」と疑問には思ってた。


けど、これはそんなに大したことじゃない。


問題は、この物語が、昔は単なるファンタジーと思ってたのが、最近、どうやらそうじゃないと気づいた、物語の本質部分だ。
(※読んでない方には分かりにくいかも知れんネタが、ぞくぞく登場! 申し訳ない次第)

人によって、物語を読んだときの感想は千差万別だ、作者の意図するところを素直に感じるとは限らない、という前提のもとから、あえて言わせていただきたい。



銀河鉄道の夜は、ファンタジーはファンタジー文学かも知れんが、その実はトリップ・サイケ文学の一種だ!! と!


ますむらひろし版 『銀河鉄道の夜』_b0005281_17521768.jpg
これ、間違ってないだろー??
「死者達と一緒に、宇宙旅行する」って設定が、まずカオスだと思うし、鳥を捕まえる男が突然消えたり現れたりするのを、普通に受け入れる乗客たち、これはサイケ以外の何者でもないぞ。


あと、宮沢賢治の本を読んだことある人なら分かると思うんやけど、あんまり誰も言わんからツッコませていただく。
宮沢賢治の文章、あきらかに「文法変」だぞ!

いやーまーそこがいいってこともあるんやけど。


ということで、こんなうがった読み方は別にしても(さんざん言っといて否定か)、ますむらひろし版『銀河鉄道の夜』は、漫画やし、読みやすいからオススメ!

と思ったら、フキダシ内の台詞とか全部、宮沢賢治の文章を忠実に使ってるため、読みやすさという観点から比べると、そんなに違いはないのであった。(でもオススメ!)

by dolmens | 2005-11-14 17:53  

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