国東半島をめぐる 2(両子寺/行入ダム/宇佐神宮)
◆ 前回 のつづき◆
~ 2日目 ~
10:00

両子寺(ふたごじ)へ来ました
国東半島の中央にして最高峰である、両子山に位置するお寺です
六郷満山(※)の総本山、
国東半島の象徴たるかの地に、ついに訪れることができました
苔むす匂いと、山の冷たい空気とが、
とても心地よく、気持ちがシャンとします
※六郷満山・・・
山岳信仰が盛んであった、このあたりの寺院群の総称


力強くく立つ仁王像
これより長い石段を上っていって、本堂へ

つきました
冬の青空が広がっていますが、
雪がそこかしこに残っています
あわただしい年末の中にあって、
この地では、あくまでゆっくりと時間が流れているような気がします
それは、太古の昔から紡がれてきた時間の続きのようにも思えてきます
~ ~ ~ ~ ~
両子寺を後にして

道中
行入ダム(ぎょうにゅうダム)の天端
それにしても、
背後の山々が放つ、圧倒的な存在感よ!

ずいぶん長い間、使われているダムのようです
一種の貫禄があります

たくさんの水をたたえています
水面に山々の姿が映って、えも言われぬ風情を醸し出しています
風のそよぐ音が、とても静かだ

!?
グラサンの輩が、外来魚をダムに放流しているぞ!?
悪いやつめ!!
とかなんとか言いながら、次の目的地へ向かって移動します――
===============
そろそろ12時
お昼タイムであります

道の駅くにみ
国見は、国東半島の、ほぼ真北部
海沿いに位置します

ここでは、タコさんがお出迎えしてくれます
年末の今日、お昼を出してくれるところが
いろいろ当たった結果、ここしかなかったという、、、
まあ無理もない

で、はも重!!
これはいいぞ!
はもは国東の特産でもあるそうです
いただきます、モグ――
、、、!! うまい!?
ハモの柔らかく淡泊な味わいに、
シンプルながらも奥深い国東の風土も感じられて、なんということだ!?
豊かな味と、いにしえのロマンが広がっていくぞ!!
モグモグはもはも

お腹も満たされて、外をぶらぶらしてみます
道の駅のすぐ近くに、
海に向かって延びる、遊歩道があります
行ってみよう!

周防灘が、おだやかに広がります
冬の海がとてもきれい
それにしても静かだなあ
===============
14:30
名残惜しくも国東半島を後にし、帰途へ着きます
その道中

宇佐神宮 参道
一足早い門松が、背も高くそびえ立ちます
まだ人はまばらだけど、もう少ししたら、
初詣で人があふれんばかりになるのだろう

参道とちゅう、道のわきにあったSLの静態保存
聞けば、「宇佐参宮線」なる大正~昭和中後期にあった路線で活躍していた機関車だそう
はるばるドイツからやってきた、クラウス社製SLとのことです
コンパクトでかわいらしい形をしていますよ

本殿
二拝四拍手一拝
出雲大社とおなじ方式で、こちらでも四回柏手を打つようです
朱塗りの社が、目に鮮やかに映ります
そういや 宇佐駅って何回も列車で通ってるのに、
こうやって実際に神宮に来たのは初めてだ

すこし日が陰って、いよいよ年の瀬を感じます
これから正月を迎えようとする宇佐神宮を、後にします
さて、駆け足で廻った国東半島
まだまだ六郷満山のおよそ表面にしか触れていないのかもしれませんが、
それでも、おごかな気持ちになることができました
国東半島
何もない、、、、 がゆえに、静かで凛としていて良かった
心が穏やかになりました
また必ず来よう!
さあ、いよいよ新しい年だ
(了)
===============

両子寺 山門
必ずまた来るよ!
by dolmens | 2015-10-25 20:18 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)