かいもん 再び (夜行列車 急行かいもん)
◆2013年 10月下旬のある日◆
カラリと晴れ上がった秋空の下、
貝塚の交通公園に来ています
SLの静態保存、96!
いろんなとこに置かれてる型だけど、やはりそこはSL、
いいもんはいい!
で、その反対がわにあるのは、、、
夜行寝台急行列車かいもん!
いわずもがな、ブルートレイン急行です
青空の下、青いボディが輝いています
本来なら、夜にこそ馴染む車体の青色ではあるんだけど、
これはこれで味わい深いものがあります
今はむかしの国鉄時代、ブルートレイン全盛期のころ
西鹿児島駅(今の鹿児島中央駅)から門司港駅(北九州)までを、
縦横無尽に駆けまわったという夜行列車
今でも走れば、それなりに利用者で賑わいそうな路線だと思うのですが、、、
さて、
本日、内部公開がされているということで、
さっそくオジャマして見学します
いつもは閉鎖されてるのに今回特別公開されるのは、
おそらくこれ、10月の「鉄道の日」関連の企画なのだろう
ともかく、以前来たときには見られなかったからなあ!
~ ~ ~ ~ ~ ~
で、さっそくオジャマ!
おおーーーーこれぞ本物!!
せまい!!
なにせ、寝台・座席兼用式だからなあ
座って良いらしいので、もちろん座ってみます
――この少し硬いシートの感触、
ちょっとだけほこりっぽい匂い、
昭和の空気をいっぱいに吸い込んだ車体の質感、
感激だな、すばらしいや
ところで、
シーツや浴衣、ハンガーが設置されているあたり、芸が細かいな
通路
このかんじ、寝台特急はやぶさの旅を思い出すなあ
なつかしいな
ところで、下・中・上とパネルがありますが――
このかいもん、三段式寝台なのです
上の段、超せまいな!
かつてきたぐにに乗った時も、
三段式寝台における上段のなんたる狭さよ!と思ったものだが、
かいもんの上段寝台は、天井の曲面がつよい分、さらに狭いように感じられます
それでも、実際にこれが寝台として使われてた、
というのは分かるものの、一体どうやって寝るんだろう?
うーむ、アクロバティック、、、
中段は、まだ常識的なつくり
まあ、正座はできない高さにはなるよね
車両先頭
乗務員室入口のへりには、大きな窓があります
かつて、いろんな人がここに立って、
走る列車の中から夜の鉄路を眺めたことでしょう
いろんなことを思いながら
かいもん見学、思ってた以上に素敵なひとときでした
たくさんのブルートレインが走っていた頃の、
良き時代の夢を一瞬垣間見られたような、そんな気持ちがしています
(了)
by dolmens | 2015-10-07 19:33 | ◇ブルートレイン