大東流、兵法二天一流 平成二七年二月第三週稽古

■抜刀術
年が明け、インフルエンザにかかってから(かかったんですよ)こっち、
居合刀がやたら重く感じる
インフルで体重が減ったからか
稽古量が最近足りないからか
悩みつつ抜刀・納刀を繰り返してるところで、師範代からアドバイスをいただく
<抜きつけ>
※終始、力むことなく、脱力しておくこと!
鞘引きの左手を、鷹の爪の掴み手にする
↓↓↓
結果、脇が締まり、左ひじが後方下部へ落ちる
↓↓↓
それに準じて左足も開き、撞木立ち(一文字)に身体がひらく
↓↓↓
ここまで、右手は最初のポジションから動いていない(右手で刀を抜いていない)
それにより、右腕・右肘の曲げを斬撃のために最後までキープしておける
「身体をひらく」というテーマは、去年一年の重要課題でした
合気柔術の二ヶ条の稽古では特に要求される動きだったので
前回の「棒術」と今回の「抜刀術」で、
またすこし動きの質が変わったかなと感じています
掴み手にすることで肘~脇~骨盤~足と、動きが連動していく感覚は、
とても理にかなった自然な動きで、しかし大事な動きだなと改めて思いました
<抜刀後の真っ向切り>
・刀の切っ先を左前下に捨てる際、切っ先の軌道が「直線」になるように捨てる
(ワイパーみたいな旋回運動にならぬこと)
・刀を上げるとき
頂点に上げきる直前に、もう胸を折って刀が下りはじめる動きに入る
↓↓↓
これにより、上げる動作と下げる動作という、背反する動きを切れ目なく行える
(頂点で止めない・ブレーキをかけないため)
このへんになると、、、もう完全に己メモ状態で書いているな
でも重要なことなので
これでやると、刀がものすごく軽くなった
あきらかに斬撃のスピードが変わりました
剣術は、「なんとなく」じゃなくて、
「理論」でここまで動きが変わるものなのだなあと、
あらためて感銘を受けました次第です
by dolmens | 2015-02-28 06:26 | ◇古武術の稽古・身体操法