ふたたび古都に向かう6 (梅小路蒸気機関車館)
◆前回まで (1) 、(2) 、(3) 、(4) 、(5) の続き◆
~京都 3日目~
am10:00
京都駅から線路沿いに西方面へ、ここは梅小路公園
お日さま高く、今日は暑くなりそうです
梅小路蒸気機関車館!!
やって来ました!
蒸気機関車(SL)のことなら「何でもある」「何でも分かる」博物館だそうで、
期待に胸の鼓動が高まります
そしてここは、かつての二条駅でもあります(運用は1996年に終了)
現存する木造駅舎としては、日本最古のものなのだそうです
さすが、重厚な造りをしています
さっそく入場!
館内を抜けて外へ出てみると、扇形機関車庫 と 転車台!!
おおーーーこれは眼福! SLがズラーリ
扇形機関車庫といえば、
豊後森機関庫や、津山扇形機関車庫を訪れたことは記憶に新しい
機関車庫というものは、荘厳で、じつに良いものです
近くに行って、見てみよう
おおーーー太陽が照りつける漆黒のボディ、D51が!!
さすが機関車の代名詞的存在、大型で迫力あるなあ
奥まっているが、C11も!
うって変わって、コチラは小型
SLもそれぞれ個性があって、面白いものです
これは9600形、通称96だ
変なたとえだが、公園なんかにある静態保存SLでも有名
日本初の量産型SL、だが実力は折り紙つき
急勾配もなんのそのだ
ぬおーーC62!!
これまた貴重な!! こいつもパワーありそうな顔してるぜ
C62は、かつて東海道本線の特急つばめを牽引していたそうで、
つばめのエンブレムが誇らしい
ちなみに「つばめ」という名は、
代々、一線級の列車に与えられる称号であります
いまはJR九州が新幹線の名前に使っていますが
おっ!? これは初めて見ました
B20 なる小型機関車
製造されたのは1945~46年の間、わずか15両だけなのだそうで、
希少SLですね
特筆すべきことは、ここ梅小路機関車庫のB20は、なんと今でも走るんだそうです
いやあーーおそれいった
C59!!
かつて「つばめ」、「かもめ」、「さくら」といった花形特急列車を引っ張っていた、人気SL!!
姿かたちもスマートだなあ!
それにしても、
「かもめ」も「さくら」も、JR九州が取っちゃったなあ 名前
!? ふりむけば、D52!!
超大型SL!! まるでバケモノだ!?
1200トンを引っ張れるハイパワー機関車で、
名機D51を超えることを目標に作られたSLなのだそうです
これは初めて見るぞ、1070形
1901年イギリス製の旅客用機関車を、1926年に浜松で改造したものだそうです
まるでオモチャのような外観だが、1940年に鉄道省から鉄鉱会社に売却され、
その後は、石灰石やドロマイト(石灰石の変容物)を輸送するため走っていたSLなのだそうです
誕生から、およそ100年を経た2009年に、梅小路へやってきたとの由
こう見えて、数奇な運命をたどってきたんですね
人に歴史あり、SLにも歴史ありだ
~ ~ ~
、、、ハッ すっかりSLに夢中になってしまっていた
機関庫のほかも見てみよう
オオーーーC61!
自動給炭装置(重労働の投炭作業を機械がやってくれるシステム)が初めて導入されたという、
ハイテクSL!
どうやら、乗車体験ができるようですね
フーム
乗りました!!
最前列! シュポォォオオーーー
機関車館内に敷かれたレールは、梅小路公園の横をずっと延びていきます
距離にして片道1kmほどの、小旅行です
汽笛の音もけたたましく、蒸気を吐き出しながら、
C61こと「スチーム号」は超スローで走ります
シュポポポ――
~ ~ ~
スチーム号、いやあ面白かった
時間帯や日にちによって、体験乗車できるSLが変わるそうで、
ほかにはハチロクやD51なんかも走るみたいです
資料館内も見学してみます
SLにまつわる、さまざまな資料が揃い踏み
投炭練習機!! しぶい!
スコップがデンと置かれている
やってる人はいなかった
試しにやってみたが、これは確かに重労働
往時の鉄道マンの苦労がしのばれます
~
さてさて、歩き回ったこともあるし、フーーつかれた
一休みしたいが、休憩スペースはどこかな
いったん外に出なければならないようで、
――おお、あれか
!?
どう見ても、客車にしか見えんが
、、、どう見ても、列車の座席にしか見えんが、
だが、「ここで休め」とのこと
さすがSLの博物館だけあって、徹底していますね
時代は変われど、蒸気機関車の熱はいまだ冷めやらず、といったところです
(つづきます)
by dolmens | 2012-08-20 19:03 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)