真夏の中国地方ローカル線4 (因美線・知和駅)
◆前回まで (1) 、(2) 、(3) の続き◆
岡山県の奥座敷・津山に、みたび戻ってきました
津山といえば、「美人の多い町」と言われています
色白く、目元が涼しい、しっかりした顔立ちで、
「作州美人」と言われます
――む!? 気配!
もしや作州美人か!?

と思ったら、列車でした
目元が涼しく、しっかりした顔立ちしてるので間違えた
津山駅のホーム
後ろ髪を引かれる思いで、名残惜しく出発します
(別に浮いた話があったわけでもないんだが)
、、、もとい!
これから臨むのは、因美線!!
名ローカル線との呼び声高き、魅惑の路線です
11:35 さっそうと列車に乗り込んだ
北(鳥取方面)へ向かって、いってきます! ガタン
~

田んぼが連なる丘を越えて、
列車はガタンゴトン走っていきます

因美線の風景は、わりとひらけており、
民家も点在しています
しばらく川に沿って走ります――
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12:10
早くも、最初の目的地にとうちゃくしたもよう
ここは、どこか?
駅舎 「チワ 」
イマハシ 「あっこんにちは」
駅舎 「いえ!!」
おっ!?

知和駅(ちわえき)!!!
チワ駅!!!
山々を背にたたずむさまが、じつにオシャレツな木造駅舎だ

雰囲気がじつに良いなあ
しばらく駅舎をたんのうしよう

手入れがよく行き届いていて、
居心地がよいです

駅ノートの箱
フタを開けると、そこにはたくさんのノートが
「また来ます!」
「すてきな駅舎ですね」
思いのこもったメッセージの数々に、こちらも嬉しくなってくるなあ

柱に取り付けられている建物財産標によると、昭和6年とあります
80年以上も昔から、鎮座まします駅だというのは、
いやはや恐れいります

ホーム
ミーンミンミンミンミンとセミの声が鳴り渡ります
空が曇っているので、そこまで暑くはありません

ホーム待合室
ひとっ気はなし
駅のまわりも周ってみよう
~
駅を出て、まっすぐあるいていくと、
左右に横切る大きな道路にあたります

目の前には、でっかい山がドーン

車がほとんど通らない道路にそって、しばしトコトコ
道沿いに、ひまわりの花が咲き誇ります
8月、夏まっさかりだなア
ミーンミンミンミン

鉄道橋りょう、その名も太郎渕橋梁
他人とは思えませんな
川の水が澄んでてきれい
下まで降りれんかな

降りれた降りれた
川に手を浸してみる
ヒンヤリしていて、きもちE

ふたたび放浪
それにしても、山だなあ

真夏の山里の中を、テコテコ歩きます
じつに落ち着くなあ
山だ山だ、と言ってますが、まわりに何もないわけでもない
もっとも、ちょっとした工場がひとつ山ぎわにあったものの、
ほかは数件の民家がチラホラ、といったところ
とかなんとか言ってるうちに、気づけば1時間ほどブラブラしてた
そろそろ駅にもどります
~

おおーー知和駅!
これだけでも、もう映画になりそうなりそうなロケーション!
この名駅っぷり!!

それにしても、この列車本数の少なさよ、、、
1日5~6本というのもアレだが、
北方面へ向かう便の始発が、昼の12時10分とは、なんたる、、、

ホームでぼーーっと列車を待っていると、、、
お 来ました
津山方面へもどる列車です
本数の少なさを逆手にとって、「行きつ戻りつ」作戦にて、
因美線の名駅をもうひとつ訪れようとおもいます
13:26 乗り込んだ!
プシューガタン

ガタン、、、ガタン、、ガタタタン
知和駅よ、ありがとう!!
また訪れるその日まで、元気でたのむぜ

あっちゅう間に山ん中
ガタタタン ガタン

木々の中を、ガタンゴトン列車は走ります
さて、次なる駅とは、いったいぜんたい何なのか
それは!!!!!
(つづきます)
by dolmens | 2012-01-26 22:52 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)