盛夏に深緑の山を走る1 (豊肥本線)
◆2010年 7月末のある日◆
AM6:20
モハようございます
ここは小倉駅です
前回の久大本線に引き続き、
18きっぷリハビリ&足リハビリ旅、第2弾!!
本日のメイン・イベントは、豊肥本線(ほうひほんせん)!!
九州のど真ん中を、東西に端から端まで連絡する路線で、
「阿蘇高原線」の愛称を持っています
ということで、はたまた杖を片手に、
これから日豊本線に乗り、南下します
行ってきます!!!!
~
ガタンゴトン
中津駅を過ぎたあたり
時刻はすでにAM8:00
空はすっかり明るくなってきました
夏空の下、田園風景がつづきます
しばらくノンビリ、ガタゴトン
~
AM8:15
U・S・A(ユー・エス・エー)こと、宇佐駅
車内から
日豊本線のこの辺りは、のどかで良いです
ふたたび出発して、山間の田園地帯をガタンゴト
しばらくすると、別府湾が見えてきた
だんだんと、南国めいた華やかなムードが出てきました
~
AM9:10
別府駅にとうちゃく
ホームにて、数分停車につき一休み――
、、、む!?
あ あれは!!!!!!
ホームに、ブルートレインの客車が!?
なぜに!?
JR九州の「ブルトレ・リバイバル企画」の関係かなにかで、走っているのだろうか?
戸惑いつつも、コチラは再びしゅっぱつ!!
ガタ
しばしの間、別府湾を左手に眺めながら、列車は走ります
ちょっと雲がでてきたね
============
AM9:30
――さあ、乗り換えの駅に、着きました
小倉からずっと一緒だったこの列車とも、ここでおさらば
ありがとー!
大分駅!!
さすが、巨大な駅舎です
構内にあった、これまた巨大なカゴ
なんだこれ?
構内にあった、アキバ系女性とアキバ系男性の集団
なんだこれ?
と思って、受付の文言に目をやると――
「鉄道ファンと鉄道アイドルが一緒に旅をする、アキバトレイン」!!??
さっき別府駅ホームで見かけたブルトレは、これだったのか!?
ううーむ、、、しかし、
この両者をセットにするか、、、?
疑問を呈しつつも、どうやらブルトレは満員御礼のもよう
一方こちらは、
方言まるだしの「特急ソニック」のチラシ棚
ところで、これから挑む豊肥本線の乗り口は、どこかな?
大分駅は高架工事がなされて、のりばが複雑に入り乱れています
大分駅の裏口に出てきた
さきほどの正面口と比べると、じつに小じんまりしている
細い通路を歩いていくと、、、
高架ホームに出てきました
豊肥本線と久大本線が、ここで発着します
たたずんでいると、真っ赤な汽車が入線!
キ・キ・キーーー ガタン
プシューー
このビビッド・カラー列車に乗って、
これから、初・豊肥本線に挑みます!!
AM10:10、西へ向かってしゅっぱつ!!
プシューー ガタン
============
ウヲヲーー豊肥本線!!
山の中を、ガタゴトンと走る!!
ガタン ガタン
ひたすらに、山・山・山!!
ガタン ガタタン
トンネルの入り口が、四角い独特の形をしています
トンネルをいくつか抜けて、やや平地がひらけてきた
~
10:50
列車いきちがいのため、数分停車します
太陽がジリジリと照ってきた
ここは、菅尾駅
木がまだ新しい、駅舎の中
駅前は、しずかな佇まい
さて、ふたたびしゅっぱつ!!
ゴト
あいかわらずの山の中を、ガタンゴトンと疾走!!
一両編成の列車の中は、ほどよく空いています
地元の人とおぼしき方から、「旅ですか?」と声を掛けられる
しかも2回
「ええ、旅です」
「そうですか!」
と、やりとり
============
11:30
どうやら、目的地へとうちゃくしたもよう――
豊後竹田駅にとうちゃく!!
ホームに、
”はーーるーーこーーおーーーろーーおーーのーーー”と、
「荒城の月」のメロディが流れる
竹田は、滝廉太郎が、幼少の頃をすごした地でもあります
七夕かざりが、夏風にそよぎます
でっかいカボスがあるな、と思って良く見たら、
なんと、かぼすのベンチ
改札口へむかう通路に、トンネルギャラリーと称して写真展示がなされている
さすがは山をはしる豊肥本線
枯山水をほうふつとさせる、ホーム内の庭
豊後竹田駅の駅舎は、
まるで本物の城かと見まがうがごとき、荘厳なたたずまい
情緒があります
――さて、
次の列車が出発するまで、待ち時間が2時間半
なんせこの豊肥本線、
中間地点である「東側・豊後竹田駅」~「西側・宮地駅」間をむすぶ普通列車の数が、
1日わずか4~5本
18きっぷ利用者泣かせの路線でもあります
だからこそ、挑みがいもあるわけですが、、
とはいえ、2時間半もボンヤリ駅で待っているだけ、というのも芸がない
ならば、あそこに行くしかねえ!!
「どこに向かうのか!?」
答えよう!
それはーーーー!!
(つづきます)
by dolmens | 2011-09-20 19:05 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)