四国の鉄道 3
◆前々回、前回 の続き◆
AM8時半

ザーーーっと降ってきた雨は、どうやら小雨になってきた

【伊予長浜】駅
列車行き違いのため、ここでも10分ほど停車

山がせまってくるなあ
ホームでブラブラしてたら、そうこうするうちに発車時刻
8:40 しゅっぱつ
ゴト
~

9時
今回の四国旅での、主要目的地のひとつへ到着!!
雨はあがった
そして目の前は海だ!! そう!

【下灘】(しもなだ)駅だ!
こじんまりとした、素朴な無人駅◎

いやあ 海だ海だ
――話はさかのぼるが
きのうの夕方、予讃線をゴトゴト走行中 松山駅の手前辺りでのこと
車窓をボーーーっと眺めていると、
「18きっぷ旅ですか?」と車掌さんにたずねられた
おれ 「ええ」
車掌さん 「いろいろご案内をできると思います」
と、
予讃線外回り線、それから その先の予土線について
いろいろ豆知識を教えてくれた
一見、寡黙そうな車掌さんだが
きめこまかく親切に、四国の鉄道のことをレクチャーしてくれた
その中でも特に役立ったのが、
変な話だが トイレのことだ
「四国の列車には、大多数 トイレが付いていない」
という、有名な話があるんだけど
1時間も2時間も乗り続けて、しかもダッシュ乗り換えとかしてると、
わりとこれ 切実な問題になる
車掌さんが言うには、
それは心配いらない ・ 列車の行き違いで待ち合わせ停車時間がコンスタントにあるし、
車両にトイレがない代わり、ほとんどの駅には設けられている
ということらしい
終点・松山駅まで いろいろ気に掛けてくれ、
最後、「よい旅を」と見送ってくれた
いやあこれは嬉しかった

で
「わたしはこの駅が大好きなんです」と車掌さんが言っていたのが、
この下灘駅だ
たしかにすばらしいなあ
名駅10選に、必ず上位でランクインしているのも なるほど うなずける
おやつ兼 非常食として持ってきたイリコを食べながら、
ボーーーーっと海を眺める
~

まだまだ1時間以上、列車が来るまで時間があるので
駅を出て、坂道を降りて 海まで行ってみることにした

5分ほどで着いた
いやーー海だ海だ

テトラポットの下まで降りてみる
ドドーーーンと伊予灘だ
いっときブラブラして、駅にもどる

10:26 下灘駅をしゅっぱつ
ガタン
~
しばらく 海沿いをガタゴトと走る

山の中も走る
変化に富んでて、グッドグッドだ
たのしい
予讃線は、だんぜん外回りだ
朝の、内回り「内子線」は トンネル多かったからね
============

10:46 ここで下車

【向井原】駅
駅といっても、駅舎はない
高架の上に、待合ベンチがあるだけの駅だ
この駅への到着で、予讃線 分岐の外回り線を完乗!!
次の列車が来るまで、1時間以上
少し早いが、昼ごはんの弁当を買いに行くことにした
コンビニかスーパーないかな、とブラブラしていると
むむっ!!

バナナ館!
バナナ館!?
バナナ屋? なんなんだここは
看板のバナナくん(勝手に名前つけた)のふきだしのセリフ
「しあわせになろうネ」
まったく意味がわからん!!!
巨大なバナナのオブジェが、ちと怖い

もう少し向こうには、巨大な栗の看板
なんなんだこれは
あれか? 対抗しあってるのか?? 栗とバナナが
ガビーーーンとなったので、
普通のコンビニで弁当を買う

駅に戻って、ベンチに腰掛け弁当をたべる
途中下車し放題の18きっぷは、ほんと便利だなあ
次に乗る列車、まだやってこないので
しばしボーーっと待つ

おにぎりまんの列車がきた
またアンパンマン関係か
しかしこれは、あいにく向かう先とは逆方面行き列車なので
スルー

きたきた 目的の列車
なんだかハイカラな色使いの列車だなあ カッコいい
12:07
しゅっぱつ!! ガタン

久方ぶりのボックスシートだ
(四国の列車は、ほとんどがロングシート)

さっき来た外回りルートを、そのままもどる
これでもう一度 海と山の風景を堪能できるわけだ
海 よいなあ

おっ
朝来た下灘駅だ
今度は通過
だが、またいつか おれは来るぜ!!
~

途中、列車の行き違い
今度は ドキンちゃん列車か

しばらく 山の風景がつづく
ガタンゴト

【千丈】駅
また数分停車
プレハブみたいな駅舎
13時半 ふたたび出発

田園風景を進む
カタン カタン
~

14時
【下宇和】駅
例のごとく、数分停車
ここもプレハブ駅舎だ
やがて出発
ガタ
~
14時半

プシューーーーーとドアの開く音
どうやら、予讃線の終点に到着したみたい
やーーーーー乗った乗った
と、一安心していたのも束の間!!
なななななななな、なんだお前はーーーー!!!!!

ウワーーーーーー!!??
(つづきます)
by dolmens | 2009-12-16 22:59 | ◇四国の鉄道