大東流、兵法二天一流 平成二八年十月・十一月・十二月稽古
■合気拳法
「二天一流(剣術)の稽古は箸でもできる」
(・・・つまり、刀がなければ稽古できない、というのは誤り)
と、かねてから教えを受けてきましたが、
柔術でも合気拳法で「自主稽古」ができることに、体感レベルでようやく認識ができました
・順突き、逆突き
・内受け、外受け
・正面打ち、横面打ち
・蹴り(各種)
・回し打ち 等
合気拳法は入門当初からやってきている稽古のひとつで、
体裁きを練るための重要な方法であることは当初から分かっていたつもりでしたが、
現在とりくんでいる三ヶ条の半座半立(初伝の九十本目)の集中稽古に至って、
本当の自主稽古方法が、ようやく垣間見えてきたなと、そんな思いでいます
・「目的」をもって稽古しなければ、なまくら稽古になってしまう
・「完成に至るイメージ」ができなければ、プロセスもない
古流武術の稽古とはいえ、よろずに通ずる真理にまたひとつ気づかされたなあと、
そんな心持ちであります
もちろん「相手あってこその」柔術、
しかし、相手がいる状況にあって、「そこにいる自分」がいかに動けるか
これには、ふだんの「自主」稽古の質が深くかかわってくる部分ではないかと考えておるのです
■三ヶ条 半座半立
先ほども触れた半座半立、
すなわち、
・取 : 座構え
・受 : 右、左、前方、後方などから攻撃
その型の中のひとつ、
後方から奥襟を取られ、片腕に外小手をかけられて封じられた状態からの「片羽返」
ただでさえ動きづらいのに、相手が後ろにいて「見えない」ために、
より型が難しくなっているなと苦戦しています
ただ、稽古をしていく中で、
相手との位置関係を「視覚」だけでなく「触覚」からも得る、という感覚が、
芽生え始めてきたように感じました
これは、気が付いたらひょこっと出てきていた感覚でしたが、
なにか重要なことであるなあと改めて感想を持ちました
・自分が主となって技をかける方向
・相手の崩れる方向
これに加えて
・触覚
これから先の「四ヶ条」においては、
「皮膚感覚」がテーマのひとつであるように見受けられるのですが、
それにつながるような稽古も、今のうちから意識しておきたいと
自分なりに考えを持った次第です
来年も、よろしくお願いいたします◎
by dolmens | 2016-12-26 21:15 | ◇古武術の稽古・身体操法