2015.1.31 『シューゲイザーくんとスターゲイザーちゃん 6』イベントのレポ

 
b0005281_14354130.jpg1月31日土曜、
箱崎水族館喫茶室にて行われた「鬼」テーマのイベント
「シューゲイザーくんとスターゲイザーちゃん 6」

大盛況のうちに幕を閉じました!
たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございます◎

当日の感想を、何人かの方からいただきました
何かしらを受け取っていただけていたならば、
これは主催サイドとして
何物にも代えがたい喜びであります


さて、イベントの準備から敢行までで
エネルギーを使い果たして、しばしダウンしてました
しかし、ようやく復活したので、当日の様子レポをアップします

(動画リンクは一番下にあります)




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出演者


○ ざらめの咲о

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「完璧などというものは存在しない」
これを承知の上で、あえて言います
この日、彼女のステージは完璧なものでした
それは主に、ひとつの確固たる世界をつくり上げているという意味合いにおいて

個人的にとても好きな楽曲『魔法の飴玉』を1曲目から歌ってくれて、
いいなあ、良い曲だなあ癒されていくなあと、しみじみ聴いていました

が、そこから繰り広げられる色とりどりの楽曲、歌たち
攻撃的なフレーズもあれば、一歩引いた冷静な俯瞰もあり、
ハッとさせられる言い回し(歌い回し)もあり、
一聴き手として珠玉のひとときを過ごすことができました

彼女が意図してやってるのか意図せずやってるのかはわからないですが、
ステージ構成や場づくりも見事でした
ステージから客席を覆う雰囲気は、
緊張感が、まるでピンと伸びた糸のように張りつめているようで、
曲間に拍手をする空気を一切あたえないほど、音が鳴っていない時間ですら濃密でありました

ライブ終焉後の、せきを切ったかのような怒涛の拍手の波が、
お客さんが受け取った感動の大きさを如実に表していると思います

イマハシ自身は、彼女の生演奏を3年ぶりぐらいに聴きました
以前よりも格段に、表現が色彩豊かになっていると感じました
生きていくうえで抱えこんだり失ったりしてきたものが、歌に、曲に、
とても誠実に織り込まれている、捧げられているなあと感じました

いま最も気になる、女性アーティストのひとりです



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○ デュオ・ショコラ

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「舞踏」という表現手段に対して、自分自身のなかで、
いまだに分かり兼ねるところがあります

音楽に関しては、いちおうそれなりの哲学のようなものを持っているのですが、
舞踏とはなんだ?と考えると、これについての答えは、いまだ二転三転してしまいます

一般的な舞踏の定義、というものは、あるのはあるらしいんだけど

デュオ・ショコラのステージは、しかし、
見る側の予測や定義、哲学をいとも簡単にすりぬけ、自由自在に、軽やかに、
あらたなるイマジネーションを与えてくれるものでした

大仰ではないけど、神々しい
世相の闇を切り取ったものではあるけど、べたべたした手垢はついていない
むしろ、爽快感すら与えてくれるステージでした
舞踏を見た!良いものを見た!と、素直に感じることができました

花田コウキの奏でる音も、重厚でした
アラブ音階を基調としたイントロ部分から始まり、
とちゅうで紡がれた、かなり長い時間の静寂
あそこまで「無音」を自由にあやつれるとは、すごいものだ

その無音のうちに垣間見れた躍動・情動に、
彼らが提示した「鬼」を、感じることができた心持ちでいます



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○ 大澤寅雄(文化生態観察)

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ある意味で、今回のイベント「鬼」テーマの核の部分を担ってくださった寅雄氏

これまで、氏がフィールドワークで蒐集してこられた郷土芸能の映像記録から、
「花祭り」「修生鬼会」「トシドン」など、
いくつかの貴重なソースを披露いただきながら、しばしトークの時間

映像は、いずれも鬼もしくは鬼を想起させるものが登場します

大澤氏というフィルターを通して撮影された、これらの映像は、
祭りの息遣いが臨場感たっぷりに感じられて、熱気をリアルに体感することができました
なかなか見る機会がない(見たいと思っても、距離・時間的な制約から見るのが難しい)祭りの映像ばかりだったしね

講演も、じつに示唆に富んでいました
鬼の「分類」の話(民俗学においては「鬼」を5つに分類できる)、
カミとオニの対比について(古来、おなじものであったが、やがて狂気・負の部分がオニに集約されるようになっていった)、
などなど

それにしても、鬼はまがまがしいだけではない
その証拠に、祭りで登場する鬼は、いわば人々の暮らしに密着してるもので、
祭りで鬼が実際に登場する瞬間、人々から「待ってました!」と言わんばかりの歓声が上がる

しまいには、鬼と一緒に踊ったりする

これは楽しいな


講演のエンディングでは、過疎化が進む地域における祭り・郷土芸能のありように触れられ、
その中であがった「鬼がいなくなっていく世の中が、はたしてよい世の中といえるのだろうか?」
という氏の問題提起には、深く考えさせられるものがありました



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○ イマハシリョヲタロウ(ドルメンズ)

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 ライブ演目

 1 レディオ・エイジ
 2 世界は、終わらなかったけど
 3 ノイズキャンセラ
 4 ユーエフオーとふたりたび
 5 影ぬいの午後

 EC 友引き


鬼というのはなんだろうか?
いろんな本や情報にあたったり、国東半島へ訪れてみたり、
おのれの深い所へアクセスしてみたり、と、
ここ何か月かずっと、鬼のことにさまざま思いを巡らせてきました

結果、
「おのれの中で純粋なもの・聖なるものが満ちていけば、そのぶん闇の部分も深まる」
という実感を持ちました

だからといって、闇から目を背けてはならない

そういうことを歌に託し、ライブをしましたが、どうだったんだろうか








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総括

とにかく、鬼という軸テーマを共演者同士で共有し、
かつ、それぞれのベクトルやアプローチが異なってもいたからこそ、
立体的で実りおおいイベントになったんだなあ、という所感でおります

誰より、イマハシがいちばん楽しんだと思います
ありがたかったな

自分の中での「鬼」に対する考察や、姿勢が、
1ステージ上の段階に到達できた気持ちでおります


 ~ ~ ~ 

さて
「シューゲイザーくんとスターゲイザーちゃん 7」は、春の予定です
こちらもお楽しみに◎

「テーマ」はおおよそ決まっています
いまは、そのテーマに深く向き合っている時間です

それでは、また


ドルメンレコード
イマハシリョヲタロウ




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イベント当日の映像ダイジェストは、コチラ




 
  
 
 
 
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by dolmens | 2015-02-12 18:40 | ◆ ライブの映像、作品 etc. | Comments(0)  

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