いとしの最南端鉄道 7(くま川鉄道、湯前)
◆ 1:肥薩おれんじ鉄道 、 2:指宿枕崎線/山川駅、指宿駅 、
3:指宿枕崎線/西大山駅、枕崎駅 、 4:日豊本線/鹿児島中央駅~都城駅
5:吉都線、肥薩線 、 6:くま川鉄道、ブルートレインたらぎ の続き◆
~ 旅の3日目 ~
am7:00 モハようございます
きのう泊まった、「ブルートレインたらぎ」(元・寝台特急はやぶさ)
身支度を整え、別れを告げます
しかし、必ずまた来るよ!
振り返ると、多良木駅のホームに停車していたのは、
くま川鉄道のミュージアムトレイン「KUMA」!!
シック・グリーンの、落ち着いた風情
まずは、この列車に乗ります
多良木駅で「九州満喫きっぷ」3日目スタンプを押してもらい、ホームへ
8:00 しゅっぱつ!! ガタン
KUMAの車内
木をふんだんに使った、和やかな雰囲気です
ガタン ガタン
奥熊本、球磨の風景のなかを、
列車はガタンゴトンと走ります――
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8:06 どうやら目的地に着いたもよう
ここは、、、
湯前駅!!(ゆのまええき)
くま川鉄道の終点です
木造の駅舎がレトロで、じつによい雰囲気です
湯前駅の駅構内
ここは有人駅でもあり、手入れもバッチリ行き届いています
ホームにて
列車止めの先には、謎のオブジェが、、、
~ ~ ~
さて
ずっと列車に乗り続けてたので、ひさびさに観光します
まずは、駅前の道をまっすぐ歩いていきます
ノンビリ歩いて十数分ほどで、
山々が連なる のどかな風景へと変わってきました
しずかだ
雨上がりの空気が、山々の空気ともあいまって芳醇でウマイ
駅から歩いて30分ほどで到着したのは、
生善院
通称、「猫寺」というそうです
山門の脇には、こま犬ではなく、
こま猫 が鎮座しています
なぜ「猫寺」と言うのか?
聞いたところによると――
無実の罪で殺された息子の復讐のため、相良氏を呪った母が、
飼い猫とともに自害
その後、相良氏が化け猫に悩まされるようになったといいます
母子の霊を鎮めるため、建てられたのがこの生善院だということです
コマ猫はかわいいですが、
悲しい伝説に思いを馳せると、えもいわれぬ気持ちになります
~ ~ ~
ふたたび歩いて、湯前駅前まで移動
湯前まんが美術館
この不思議な建物デザインは、
人吉の郷土玩具、「きじ馬」をモチーフにしているそうです
見学します
おお! ジョ、、、ジョーーー!!?
館内では、政治風刺漫画をはじめ、
昔の貸本時代から現代に至るまでの、さまざまなマンガ資料が展示されています
湯前まんが美術館で小一時間ほど見学したら、もう11時過ぎ
湯前駅のちかくにある、「レストラン徳丸」
お昼にします
名物の、ちゃんぽん
いただきます
モグ、、、
――う、うまい!
すっきりしつつもマイルドな味わいで、
まるで球磨の風景のような、やさしさを感じます
だが、列車に乗る時間がせまってきた
バタバタ食べて、すぐさま湯前駅へ
11:37 しゅっぱつ!!
~ ~ ~
球磨の山々と、水田が織り成す風景の中を、
ガタタタン ガタン
あさぎり駅ホーム
ここでは、列車行き違いのために一時停車します
と、いうことは、、、!!
タブレット交換!!
おおーーやはり!!
貴重な瞬間に、またも立ち会えた
タブレットについては、
詳しくは、前回の銀テツ参照
ふたたび列車は、走っていきます
川の上をゴォォオオーーと渡ります
だんだんと晴れ間が見えてきました
ガタタタン ガタン――
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12:24
人吉温泉駅、とうちゃく!!
ふたたび戻ってきました
そして、これにて、くま川鉄道、往復完乗!!!
やりました、、、
感動に、思わず むせび泣きそうになるのをこらえつつも、
最後のシメが残っています
これより帰途へとつきますが、「最後のシメ」とは何なのか?
それは――!!!?
(つづきます 次回このシリーズの最終回)
by dolmens | 2013-04-01 20:37 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)