いとしの最南端鉄道 6(くま川鉄道、ブルートレインたらぎ)
◆ 1:肥薩おれんじ鉄道 、 2:指宿枕崎線/山川駅、指宿駅 、
3:指宿枕崎線/西大山駅、枕崎駅 、 4:日豊本線/鹿児島中央駅~都城駅
5:吉都線、肥薩線 の続き◆
JR人吉駅に隣接する、
くま川鉄道のゲストハウス「くまたび」
きっぷやグッズなど販売しています
その先に、くま川鉄道の乗り場へと至る階段
そう! これから、くま川鉄道に挑みます!
今回が、初・乗車です
ここ、人吉温泉駅から颯爽と列車へ乗り込み、
17:27 いざしゅっぱつします!!
ガタン!
~ ~ ~
ガタタタン ガタン
やや夕暮れてきた空の下、
畑を車窓に眺めながら、列車は走っていきます
ゴォォオオーーと、川を渡ります
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17:50 早くも目的地にとうちゃく!
途中下車します
ここは、、、
おかどめ幸福駅!!
これは、なんと縁起がよい駅名か!
駅舎の造りも、しめ縄といいガランガランといい、まるで神社そのもの
駅の向こうには、山と田んぼが広がっています
のどかだ
おかどめ幸福駅を、遠くから見てみます
雰囲気よいなあ
駅前には、「キューピットが幸福を届けます☆」というポストが
さて、ここから隣駅まで歩いてみます
線路沿いに、のどかな風景の中をてくてく
夕暮れて、しずかだ
空気がうまいなあ
30分ほどかけて、ノンビリ歩きます
~ ~ ~
しだいに町らしくなってきたかと思うと、
目の前にデーンとあらわれた、あさぎり駅!!
着いたー!
これは立派な駅舎だなあ!
展望デッキがあるみたいなので、上ってみよう
デッキから
おおーーなかなかの町並み!
遠くに山も見えて、よい具合だね
展望デッキを降りて、
駅の隣にあるスーパーで、2L水ボトルと食料を調達
駅ホーム
む 何やら様子が、、、
おおーーーー!!!
タブレット交換!!
これは、貴重な瞬間に立ち会えた!!
ちなみに、「タブレット交換」とはなにか、簡単に説明しますと、
・線路が単線の場合、「上り列車」と「下り列車」がすれちがう区間では、
特定の通行票(タブレット)を持っている列車しか、その区間を走れない取り決めになってます
・そのため、別の区間に列車が入るときには、車掌さんや駅員さんが、
そこを走ってきた列車と、タブレットを交換します
・なんのために、こういうことをするのかと言うと、
単線の区間内で、列車同士がぶつかる事故を防ぐ、安全措置のためです
興奮に沸き立ちつつも、列車には乗らなければならない
19:04 乗り込んで、いざしゅっぱつ!!
ガタン
~ ~ ~
まっすぐに伸びたレールの上を、ガタンゴトン列車は走ります
もう夕暮れだなあ
ガタン ガタン――
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19:10
本日、最後の駅にとうちゃくしました
ここは、、、!
多良木駅(たらぎえき)!!
雲形の屋根がメルヘンチックな、不思議な雰囲気の駅舎だ
今日もずいぶん列車に乗ったなあ
さて、今宵の宿は、、、
!? 駅のまん前に、ブ、ブルートレインが!!!
そう!! 今宵はココに泊まります
その名も、ブルートレインたらぎ!!
ここは、かつての寝台特急「はやぶさ」の車両を使った、
簡易宿泊施設だということです
車体は、とてもキレイに手入れされています
さっそくオジャマします
3車両中、真ん中にある公共スペース
ここに、受付や売店なども備えられています
オーナーの人と「どちらから」「博多から」「それはそれは」などの話をしつつ、
テーブルを借りて、さきほど調達したごはんを食べる
さすがに車両は、ある程度の改装はされていますが、
極力、雰囲気は残そうという努力が、いたるところで感じられます
寝台車両を見学
おおーー! 開放B寝台!!!
なつかしい、、、!
思えば寝台特急はやぶさ、
2009年1月、土下座くんと乗ったなあ
開放下段、あのときと同じだ
今でも覚えている
レールのきしむ音、目覚めて車窓から眺めた朝日、車内販売のコーヒーの匂い、、、
もちろん過去の話だ
もう、寝台特急はやぶさは走らない
なんだか寂しくなってきちゃったな
交差点の斜め向かい、多良木町ふれあい交流センター「えびすの湯」
ブルートレインたらぎで、温泉入館サービス券をもらえるので、
ここで汗を流します
ふー
サッパリとしたところで、ふたたびブルートレインたらぎ
今回、ソロ寝台に泊まります
これは下段だが、実際に泊まるのは上の段
荷物を整理して着替えるやいなや、
旅の疲れか、早々にまぶたが重くなってきた
かつてのブルートレインへ思いを馳せながら、オヤスイミン
このブルトレはもちろん走らないけれど、はやぶさ号がガタンゴトン走る夢は見られるかな?
ガタタタン ガタン――
(つづきます)
by dolmens | 2013-03-30 08:02 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)