旅本
旅本が好きだ。人の旅話を聞くのも好きだ。
ベタかも知れないけど、『深夜特急』(沢木耕太郎)は大好きで、何回も読んだ。
(一応、ストーリー!)
26歳の著者は、ある日突然に思い立ち、家中の現金(机の引き出しの中の一円硬貨まで)をかき集めて1900ドルを作り、全ての用事を放棄して旅に出た。
「インドのデリーからロンドンまで、乗り合いバスで行くことができるか」
今で言うバックパッカーっていうやつだ。つまり、貧乏一人旅。
そんな酔狂な旅の途中で、彼はさまざまな場面に出会う。最高のノンフィクション・ストーリー。
最近は、『オーケンののほほんと熱い国へ行く』(大槻ケンヂ)読んでる。これも何回も読んだ。
氏が、インドとタイをバックパック旅行する道中記だ。
大槻ケンヂ氏が、また最高なんだ。初めて彼の作品に出会ったのが小学校の時。あの頃の俺、筋肉少女帯のドロドロな曲ばっかり聴いてた。やな小学生だ。
以来、フェイヴァリット中のフェイヴァリットだ!
(話が横道にそれてしまった)
旅本が好きだと言えば、現実逃避と人は言うかも知れない。
しかし、人生とは、そもそもが長く険しい旅だと言える。
人の旅話に触れると言うことは、とりもなおさずその人の人生・生きざまに触れるということだ。
ということで、旅話・旅本はなんとも魅力的な話であることが多い。
これは病み付きになる。
by dolmens | 2005-02-12 17:50 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)