ふたたび古都に向かう3 (鞍馬・貴船)
◆前々回、前回 の続き◆
am10時
天狗の里、鞍馬山の入り口です
牛若丸こと源義経が、
幼少の頃、修行をした地だとも伝えられています
仁王門の脇に鎮座ましますのは、
狛犬(こまいぬ)ならぬ、こま虎です
さあ、気を引き締めて、いざ入山!!
~
入山して数十メートルのところにある、鬼一法眼社(きいちほうげんしゃ)
鬼一法眼は、牛若丸に兵法を伝授したといわれる武芸の達人です
武術の上達、精進を、願掛けします
坂を上って歩いていくと、お次にあるのは由岐神社
社へといたる参道の脇にあるのは、
樹齢800年という、見上げるばかりの大杉
通称「大杉さん」
さすが京都らしいネーミングだなあ
境内にあった、車輪つき天狗
言い方は悪いが、なにこれ?
さらに、どんどん坂道を登っていきます
夏の山の空気は、芳醇で、じつに旨いです
ミーンミンミンミンミーーーと、蝉の声
フウフウ
~ ~ ~
フーー
かなり高いところまで登ってきたな
京都の山々が遠くまで広がって、見晴らしいいなー
鞍馬寺金堂
ほかの観光客の方々も多いです
お堂のまん前、この六角形の中の三角形に立って、願をかけると宜しいのだそうで、
さっそくならって旅の安全を祈願します
~ ~ ~
鞍馬寺の裏手
「奥の院」への入り口
まだまだ登るぞー
このあたり、もう道が、けっこう険しくなってきた
フウフウ、、、
――――!?
!? おおお、なんだなんだ!??
異世界に迷い込んだのか??
この異様な光景、いびつな道は、一体!?
どうやらここ、通称「木の根道」というのだそうです
あたりは杉林がうっそうと繁り、地肌に木の根が露出した神秘的な道です
聞くところに寄れば、
牛若丸が、跳躍の鍛錬をしていたとか
しかし、「異世界」というのも、あながち嘘ではない
なぜかと言えば、、、、
鞍馬駅からおよそ2kmあまり、
ついに、たどりつきました、奥の院、魔王殿
ここはなんと、
650万年前、金星から舞い降りたとされる宇宙人(魔王尊)
を祭っている場所です
宇宙の神秘!!
静かで、おごそかで、空気がピンと張り詰めていて、じつにいい空気です
おもわず、しばらくたたずむ
つづきの坂道も、奇妙でふしぎな雰囲気に満ち満ちています
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ミーンミンミンミーーー、、、
しばらく下り坂を歩いていると、
出口が見えてきました――
京都の奥座敷、貴船(きぶね)です
澄んだ空気と明るい緑が、鞍馬とはまた違った雰囲気です
貴船神社へ
目に青葉が飛び込んでくる参道を、上っていきます
貴船神社の本宮
作りかえられたばかりのようで、新しいです
もともと本宮は、もっと奥にあったそうですが、
貴船川の度重なる水害に逢ったので、こちらに移されたのだということです
境内にある、神水処
水についての色々が、立て札に記されています
貴船は、水の土地です
そんな貴船神社の名物である「水占い」
水に浮かばせると文字が浮かんでくるそうで、これはめずらしい
水に浸して、しばし待つ、、、
結果、、、中吉!
なかなか良いぞ
涼やかな貴船川のせせらぎと、涼やかな山の空気を感じる、貴船でのひとときです
(つづきます)
by dolmens | 2012-08-13 08:08 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)