真夏の列島横断旅11 完結編 (寝台急行きたぐに/宇部線/ほか)

 
(災害と原発事故と世界によせて)
 1:山陽本線 ほか2:ムーンライトながら ほか3:只見線〔前半〕
 4:只見線〔後半〕5:土合駅 ほか6:磐越西線 ほか7:常磐線 ほか
 8:中央本線・篠ノ井線 ほか9:飯山線・弥彦線 ほか10:白新線 ほか の続き◆


~ 5日目 21:55 ~


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晩ゴハンも入浴も済ませ、ふたたび新潟駅に戻ってきました
食料や飲み物も調達ずみ

これから、この旅における後半最大のイベント、
寝台急行きたぐにに乗ります!!!







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3番ホームにて待つ
ドキワク、、、









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―― スーーーッ!!
22:26、来ました! きたぐに!!
完全昭和仕様の、夜行急行列車!!

583系電車、通称「月光型」と呼ばれているその名の通り、
月の光のように、静かにホームへ入り込んできました








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これから大阪に向けて、およそ8時間の旅ってわけです

ひとまず、乗り込もう










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わがB寝台車の、通路!!
昔ながらの古き良き寝台車スタイル、カーテン式の開放寝台席です

上段・中段・下段 の3台式で、下段はともかく、
中段と上段はなかなか狭そうです
おそらく正座はできないぐらいの狭さ








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画面の奥側の3台式寝台をご覧いただくと、お分かりになるかと思いますが、
上段は、あがって寝る体勢に持っていくだけで、一苦労しそうだ

イマハシの席は、問題の「中段」になっていますが――

画面手前をご覧いただきたい
ハシゴを上った上側の寝台席が、イマハシの中段席です
「どういうことなのか!?」
疑問はごもっとも!!









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実は、この席は「きたぐに」で数席しかない、特殊な寝台席なのです

ここはパンタグラフの真下の部分にあたり、
天井が低くなっているために、3段分の寝台スペースが確保できなくなっています

そのため「上段」がなくなって、「中段」と「下段」のみの構成になっているわけです
この「中段」は、「上段」が欠けているぶん天井が高くなっていて、
普通の「中段」と値段は同じなのに、ずいぶんスペースが広くなっていて、オトクでもあります










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さて、席に荷物を置いたところで、
車内の探検に出かけてみます

列車は、いつの間にか走り出しています
(22:58、新潟発―― カタンカタン、、)









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「きたぐに」の、普通車自由席の車両!

横にはなれないが、窓が大きいのと、お値打ちであるのはメリットですね
事実、帰りにおなじとこ通ったときには、それなりな数の利用者が座っていた










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グリーン車指定席の車両!
快適そうなリクライニング・シートですが、ここはあまり利用者いないようだった










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洗面台!

顔を洗ったり、歯をみがいたり、手を洗ったりします











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このほか、きたぐににはA寝台車両もあります
これは、A寝台車両の端にある「談話席」

寝台座席から自由席まで、いろとりどり合計10両の「きたぐに」は、
さしずめ「幕の内弁当列車」といったところでしょうか





 ~


さて、ふたたび わが席へ
10両編成の、端から端までまわってきたら、もう23時半





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カーテンを閉めて、内側から
マジックテープ式の、のぞき窓がついています

明朝の準備をして、消灯








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小窓があって外が見られるようになってるので、
しばし流れゆく風景を眺めてみることにします

カタン、、カタン、、










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日付が変わった頃合い、外から町の明かりがなくなってきた


だんだんマブタが重くなってきた
そろそろオヤスイミン――













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、、、カタン カタン

小窓から差しこむ仄かな明るさに、朝の到来を知る
モハヨウございます
ファアアアー 寝た寝た

いまどのあたりかな?








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時刻は、am5:40
時刻表を紐解くに、どうやら福井県から滋賀県に入ったあたりらしい

朝焼けがキレイだな








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着替えしたり、朝ごはんのおむすびを食べたりしているうちに、
外はだんだんと都会っぽくなってきた

京都を越えて、大阪に入ったもよう










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下車の準備にとりかかる
あと10分ほどで、大阪につきます

もうちょっとで、きたぐにとはお別れ
名残惜しいな










 



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~ 5日目 am6:50 ~


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大阪駅、とうちゃく!!
8時間の、あっというまの「きたぐに」旅でした










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また乗るよ!!
いざさらば、きたぐに
カタン カタタン――


さて、今日は旅の最終日
西へ向かって、帰る日ですが、、、











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とりあえず、大阪駅の外に出てみる

どうやら、駅の大規模改装中らしい









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重機だらけ
しかし、空は澄んだ青色だ、、!



 ~


ふたたび大阪駅ホームへ
とにかく、西へ! ひたすら向かおう
am7:17、列車に乗り込んでしゅっぱつ!
ガタン








 ~


姫路駅、am8:22到着
列車を乗りかえて、am8:39しゅっぱつ!









 ~




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am9:01
兵庫県の西端、相生駅(あいおいえき)にとうちゃく








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多少時間があるので、駅の外へ








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おお、でかい碇が

駅前で、昼ごはんの弁当を調達









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用事が済んで、相生駅ホーム

am9:33 しゅっぱつ!!
西へ!!











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岡山駅、am10:37到着
列車を乗りかえて、am10:40 しゅっぱつ



 ~




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カタタタン カタン
昨日の今ごろは、長野~新潟にいたのに、
もう岡山にいるんだと考えると、不思議な気がします











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12:07、糸崎駅とうちゃく
もう広島だ
暑い!

12:16、列車をのりかえてしゅっぱつ!!
さらに、西へ!









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カタタタン カタン

新潟や福島が、だいぶ後ろに遠ざかって行っちゃったな










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山陽本線の難所、セノハチ越え(八本松~瀬野)中











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13:50
広島市内を通過中

カタタタン カタン――













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14:34 岩国駅とうちゃく
もう山口県!! 早すぎ

列車を乗りかえて、14:41 しゅっぱつ!
西へ、、、しかし、このままじゃ終われないな――









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瀬戸内海をながめながら、ガタンゴトン

よし、もう一か所行くか!!

今回の旅で、すっかり扱いなれた時刻表を素早くめくり、
ダイヤを組みなおす

行けそうだ、との手ごたえ!









 ~




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16:35 新山口駅とうちゃく!
雨が降り出してきた









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夕ごはん用の弁当を調達して、ふたたび新山口駅ホーム

これから、帰途への道をすこし遠回りして、
未乗の宇部線に臨みます!!

17:13、しゅっぱつ!!
ゴトン











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ロングシートの車両ですが、
のどかな風景の中を、のんびりガタンガタンと走ります













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18:02 宇部新川駅、とうちゃく!!
宇部市の中でも、ひときわ賑やかなエリアに位置する駅です

雨はどうやら止んだようだ









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それにしても懐かしい
山口在住時代、ライブやら録音やらで、よく来てたからね

もっとも、こうやって列車で宇部新川駅まで来たのは初めてで、
なんとも不思議なかんじだ









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ホームの中には池があり、水鳥がネットの上にあそんでいます
カッタくん、、、

18:11 しゅっぱつ!
ガタ!











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夕方の淡い風景のなかを、列車はガタンゴトトン――











 ~





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18:27 宇部駅とうちゃく!!
これにて、宇部線、完乗!!

夕焼けで燃えるような空の色したホームに、感情の高ぶりをおさえるのに必死だ!

これで、ひとまず思い残すことはない
18:35、山陽本線で再度、西へむかってしゅっぱつ!!
もうすこし! あとすこし!!












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19:18 下関駅ホーム
おおー、観光列車みすず潮彩号!!
眼福、眼福

ながらくお世話になった本州の地を、これにて去ります!
しかし、またやってくるぜ
と、みすず潮彩号につぶやきながら、九州行きの関門海峡をわたる列車に乗り込んだ
19:27!













 ~







21:00すぎ



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本日さいごの列車を降りました
福岡にとうちゃく!
18きっぷ放浪旅から、ただいまぶじ生還しました
感無量です!

――!?
どこからともなく、ロッキーのあの音楽が流れてきた
「チャラちゃんチャララーチャラ チャーチャーチャーン」
ロッキー!! ロッキーよ!!!
夏の18きっぷ旅は終わりましたが、これだけは言っておこう


「旅は終わったが、旅はまだまだ続きます 」



プァーーンと走り去っていく列車
目から流れ落ちる熱いものを感じつつ、しばしの間、イマハシはホームにたたずむのであった――







(完!)











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さて、全11回にわたり送ってまいりました当シリーズ、
いかがだったでしょうか?(序章も含めると、合計12話)

18きっぷ放浪旅から帰った翌日は、さすがに1日バタンキュウでした  
10時間を越えて列車に乗るときは、意識的に腰を伸ばしてやったり、
マサージしてやるのが良いかもしれません  なんせ腰がいたい 


しかし、書き足りないことは多々あり、紹介できないエピソードも実はたくさんあります
例えば、
今回は時間に余裕がある駅では、18きっぷに下車スタンプを押してもらっていたんですが、
そういう話は割愛しています
駅員さんとのやりとりなんかも、けっこう様々あったんですが、これも今回は割愛

またお話できる機会もあるでしょう


福島や常磐線に関しては、まさか数ヵ月後に、とんでもない事態になるなんて、
当時は思いもよらなかったことです
序章でも触れたことで、ここでは改めて詳しくは話しませんが、
記事を書きつつ頭をよぎったのは、福島のうつくしい山々や風景のこと

元通りに復興してくれるならば――との思いを抑えることは、できません
本当に、いつ何がおきるのかは、われわれの計り知れるところではないのでしょう



話しをいったん、もとに戻します

18きっぷで合計6日間の旅をした上での、自分なりの気づきを最後にしたためておきます
(旅の当時、ドルメンズレコードtwitter で実況報告したことも含みます)
 ↓↓↓


■今回の18きっぷ旅で役立った携行品その1
 「洗濯バサミ」 
 洗った着替え・タオルを、ザックにとめて干すことができる 
 暑い日差しの下では、おもしろいほど早く乾く 

 旅における「洗濯バサミの効用」――
 ほかは、列車内で「眠いが寝てはいけない」状況(乗りかえ接続がシビアなとき等)に、
 耳たぶに挟んで眠気ざましに使えるのもグッド◎
 ハイセンスなピアスのようでもあり、ちょっとしたオシャレさんに見られる 


■18きっぷ旅で役立った携行品その2
 「全日本鉄道・バス旅行地図帳(2010年度版)」 
 A4サイズの本だが、見ひらき大地図が画期的!! 折りたたんだままでも使えて、便利がいい 
 秘境駅や絶景車窓の情報も記載されてる 

 この手の地図帳にしては、1470円と若干高めの値段ではあります
 だが、JR・私鉄・3セク・地下鉄、すべての路線を網羅してるうえ、
 地形情報・色分けされてる接続路線もかなりわかりやすく、コストパフォーマンスは高い  
 桜や紅葉の名所、温泉、主要駅での名物駅弁情報なんかも載ってる  


■今回の18きっぷ旅で役立たなかった携行品
「新聞紙」
 今回は駅寝しなかったので使わなかった 
 もし!アナタが旅で駅寝せざるを得ない状況におちいった時、
 新聞紙は強烈なツールになるだろう 
 長ベンチで、かけ布団がわりに!
 もし長ベンチがないなら、コンクリ床に新聞紙しいて寝袋でオヤスミ、なんて芸当も可能

 ただし個人的経験から話すと、
 数年前、城○温泉駅の待合室ベンチで、寒かったので新聞紙かけてグウグウ寝てたら、
 ポリさんの職質を受けた苦い思い出がある 
 「ああーーー寝てたままでいいですよ寝てたままで」と、
 怪しまれてるのかそうでもないのか、ナゾな尋問であった  

 新聞紙には残念ながら、そういう欠点はある


■今回の18きっぷ旅で役立たなかった携行品その2
 「空気マクラ」
 初日のムーンライトながらで使うか?と思いきや、使う前に寝てた  


■次回から導入したい携行品
 「鈴」
 今回の旅で越後湯沢駅に行ったとき(第5話ですね)、
 人から「さいきん熊がでたので、ウロウロしないほうがいいですよ」と―― 
 ということで、場所によっては熊対策のために持って行きたい

 土下座師匠も導入してるそうです、鈴 
 導入前までは、熊がいそうな場所を歩くときは、
 一人で大声で歌い続けていたそうだ






以上!!
ではまた









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by dolmens | 2011-10-26 18:23 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン) | Comments(0)  

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