真夏の列島横断旅1 (山陽本線/東海道本線/ほか)
◆前回 「真夏の列島横断旅 序 (災害と原発事故と世界によせて)」 の続き◆
これから数回にわたってお届けするシリーズについて、
もうひとつ重要なこと
設定上(というか事実)、
当時2010年8月時点のイマハシは、いまだ左足負傷中です
片松葉杖から杖になっています
装具も外れて、杖なしで少しずつ歩けるようにはなっています
走ったりはまだ厳しい
経過としてはそんな具合
「またケガしたの?」との誤解なきようにお願いします
前口上は以上です
これより本編
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~ 2010年 8月下旬のある日 ~
◆1日目◆
AM4:50
モハようございます
日本縦横無尽旅の、火ぶたが切って落とされました
これから数日間、18きっぷとザックと杖を持って、博多から東へ向け、旅に出てきます
まずは鹿児島本線の列車にのって、ひたすら上ります
待ってろ日本中!!
~
AM6:29 関門海峡を通り過ぎて、下関駅ホーム
ここは本州の玄関口です
九州よ、しばしさらば
ウトウトしつつも、ひたすらに東へ向かって、走ります
ガタンゴトトン
山口県の中腹を過ぎ、富海駅のちかく
朝日がキラキラと海を照らし、まぶしい光が差し込んでくる
気が付くと、時刻は8時をまわっています
防府~徳山を過ぎると、半島に沿ってぐるっと廻るように、列車は走ります
海が間近に見える区間が、しばらく続く
AM9:45 岩国駅
列車は数分ここで休憩
ちょこっと空き時間があるので、ここで途中下車
これぞ途中乗り降り自由である「18きっぷ」の面目躍如である!、、、ということではなくて、
今のうちに昼ゴハンを調達します
ぶじに弁当を買って、ふたたび列車へ乗り込む
~
AM10:50 広島駅ホーム
ここでは降りずに、そのまま通過
途中でさっき調達した弁当を食す
駅を過ぎると、広島市民球場が見えてきた
~
ガタンゴト!
30分も経たないうちに、
車窓の風景が、都心から山あいへとガラリ変わってきた
列車は、勇ましく山の中を駆けていきます
ここ瀬野~八本松の区間(通称「セノハチ」)は、
急勾配がつづく、山陽本線一の難所です
~
AM11:30
セノハチ越え、おつかれさまでした
ということで、数分停車
ここは、、、
西条駅!
日本酒の町です
列車を降りて、ひと休み
列車の車窓からも、酒蔵や煙突を眺めることができます
11:53、しゅっぱつ
ガタン
~
12:00過ぎ
列車にガタゴト揺られ、車窓をぼんやり眺めていると、、、
!!
高知!!??
おりゃいつの間に、四国へワープしてしまったのか!!!?
どうしちまったんだい!? 東へひたすら進む予定なのに
ウトウトして、気づかず瀬戸大橋をわたってしまったのだろうか!?
困る!!!!!!
――と思いながら、よくよくホームを見渡してみると、
こうちはこうちでも、河内駅(広島)でありました
よかったぜ!!!!!!
尾道のあたり
しまなみ海道だ
瀬戸内海は、おだやかだ
13:00 福山駅ホーム
福山城の石垣が、駅に肉薄しています
そろそろ広島県ともオサラバ
これから、岡山県に差し掛かろうとしています
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岡山を過ぎ、兵庫へ突入しました
15:21 相生駅(兵庫)で新快速に乗り換え
ここからは速いぞ
16:00過ぎ、明石のあたり
明石大橋だ
~
兵庫~大阪~京都~滋賀と、新快速は走りぬけていきます
特急ばりに、とばすとばす
17:44 野洲駅(滋賀)で、普通列車へ乗り換え
ガタタタン ガタン
田園地帯を走ります
安土を過ぎたくらい
ちょっとずつ日が暮れてきた
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18:20
米原駅(滋賀)へとうちゃく!
九州の感覚からしたら「よねばる」と読んでしまいそうだが、正しくは「まいばら」です
琵琶湖の東側、滋賀県の東部にして、
北陸方面・関西方面・名古屋以東を結ぶ、交通の要所でもあります
今朝まで博多にいたのに、ずいぶん遠くまで来たものだよ
駅の前は、わりかし閑静
夕暮れを眺めながら、ここからさらに東へ向かう列車に乗ります
18:38 米原駅をしゅっぱつ!
ガタン
~
19:08
着きました、、、
14時間ほぼぶっ続けで列車に乗り続けて、、、
しかしある意味、これからが今日の本番
「どういうことか?」 「ここはどこか?」
それはーーーーーー!!!
(つづきます)
by dolmens | 2011-10-01 12:56 | ◆ 音楽と僕ラ (メイン)